Waivers
ウェーバーとは?
他球団に選手の獲得機会を与えるための手続き。
ウェーバー(Waivers)とは、球団が選手を一定の手続きにかけ、他球団にその選手を獲得する機会を与える制度のこと。
主に、選手を40人枠から外してマイナーへ移す場合や、リリースする場合などに使われる。
他球団がウェーバーにかけられた選手の獲得を申し込むことを「クレーム(Claim)」という。
ウェーバーにかけられた選手はどうなる?
アウトライト・ウェーバーにかけられた選手には、他の29球団が獲得を申し込める。
他球団にクレームされた場合、選手は獲得した球団へ移籍し、その球団の40人枠に登録される。
一方、どの球団からもクレームされなかった場合は「ウェーバーを通過した(Cleared Waivers)」と呼ばれる。
この場合、元の球団は選手を40人枠から外し、マイナーへアウトライトすることができる。ただし、選手のサービスタイムや過去のアウトライト歴によっては、本人がマイナーへの移籍を拒否したり、FAを選択したりできる。
複数球団がクレームした場合
同じ選手に複数球団がクレームした場合は、勝率の低い球団が優先される。
勝率が同じ場合は、前年度の勝率によって優先順位が決まる。
例えば、勝率.400の球団と勝率.600の球団が同じ選手をクレームした場合、優先されるのは勝率.400の球団となる。
ウェーバーの種類
MLBには、目的の異なるウェーバーが存在する。
アウトライト・ウェーバー(Outright Waivers)
選手を40人枠から外し、マイナーへアウトライトする際に使われる。
選手がクレームされた場合、元の球団はその選手を引き戻すことができない。
リリース・ウェーバー(Release Waivers)
選手をリリースする際に使われるウェーバー。
クレームした球団は原則として残りの契約を引き継ぐ。ただし、選手はクレームを拒否してFAになることもできる。
トレード・ウェーバーは2019年に廃止
2018年までは、通常のトレード期限後も、トレード・ウェーバーを利用して選手をトレードできた。
当時は、選手がクレームされても元の球団が引き戻したり、クレームした球団とトレード交渉を行ったりできた。
しかし、2019年にこの制度は廃止された。
現在もトレード期限後に選手をアウトライト・ウェーバーにかけることはできるが、40人枠の選手をトレードすることはできない。
ただし、40人枠に登録されていないマイナー選手は、トレード期限後もトレードできる。
DFAとの関係
DFAされた選手は、直ちに40人枠から外れる。
球団はDFAから7日以内に、選手をトレードするか、アウトライト・ウェーバーまたはリリース・ウェーバーにかける必要がある。
ただし、トレード期限後は、その期限による取引制限も適用される。
そのため、DFAされた選手が必ずウェーバーにかけられるわけではない。
最終更新:2026年10月19日